このページではねんりんピックについての情報をお伝えします。
「国民文化祭」と並んで全国規模での健康麻雀大会で、60歳以上のみが参加できるのが特徴です。
項目 | 内容 |
---|---|
大会名 | 「ねんりんピック」 |
開催時期 | 毎年9月~11月ごろ |
開催回数 | 年1回開催(今年で38回目) ※第1回大会は兵庫県・神戸市で1986年に開催 |
参加資格 | 60歳以上の代表選手 都道府県・政令指定都市の予選を勝ち抜いた代表が参加できる |
申し込み方法 | 各地域の予選会をご参照ください(↓) |
会場 | 2023年 愛媛県 2024年 鳥取県 2025年 岐阜県 2026年 埼玉県 |
ルール | 50分打ち切り 4回戦 |
特徴 | 手積みで行われる、60歳以上のみ参加可能、会場は毎年変わる |
ねんりんピックとは?
ねんりんピックの概要を紹介します。
概要
ねんりんピックとは、高齢者の健康増進や長寿社会の形成を目的に開催されるスポーツや文化の祭典です。
厚生労働省創立50周年にあたる1988(昭和63)年に第1回大会が岐阜県・神戸で開催され、以来、開催都道府県および政令指定都市、長寿社会開発センターが共催となり毎年開催されています。
主にスポーツが中心ですが、健康マージャンも競技化されています。
特徴
60歳以上のみが参加可能である点が特徴です。
同じ全国規模の大会としては、『国民文化祭』がありますが、こちらは全年齢が出場できます。
(ねんりんピックの健康マージャンは、お楽しみ対局を除き60歳以上のみが出場可能)
会場は毎年各都道府県の持ち回りで開催されています。
また、2019年の和歌山大会を除き、原則手積みで行われる点も特徴の1つです。出場される方は、山の積み方をマスターしておきましょう。
開催時期
ねんりんピックは、毎年9月~11月頃に開催されています。
2023年の愛媛大会は、10月29日(日)30日(月)の2日間行われます。
(それぞれ団体戦、個人戦が行われます)
ねんりんピックに出るには
この項では、ねんりんピックの出場方法を紹介します。
出場方法
出場方法としては、まず各地で開催される予選会に参加します。
そこで勝ち抜いて都道府県代表となることで、本戦に出場ができます。
予選会は地域ごとで選考方法が異なるため、ご注意ください。
予選会情報
ねんりんピック(健康マージャン交流大会)の予選は、原則各都道府県で予選会が行われています。
主に同年2月~5月に集中していますが、早い地域では前年10月から選抜が始まっている地域もあります。
各都道府県の詳細は予選会情報をご覧ください。
60歳未満も参加可能なお楽しみ対局も
60歳以上のみが参加可能な本大会の横で、誰でも参加できる「お楽しみ対局」という企画が実施されました。
内容としては、ゲストプロと対局できるというもので、2022年の神奈川大会では以下の4人と希望者(事前予約制)の対局が行われました。
- 井出洋介プロ
- 土田浩翔プロ
- 松本吉弘プロ(ご当地プロ)
- 水口美香プロ(ご当地プロ)
60歳以下でも参加可能な対局もあるので参加したい方は確認しましょう。
ねんりんピック 過去の大会
過去の大会の様子をまとめました。
2022年(神奈川県)
2022年の健康マージャン交流大会は神奈川県厚木市で行われました。
写真を見る
2019年(和歌山県)
2019年は和歌山県御坊市で行われました。
写真を見る
土田浩翔プロ(右奥)
Coming Soon…
(順次、これまでの大会の模様を掲載していきます)
ねんりんピックと「健康マージャン」
ねんりんピックと健康マージャンの関わりについて紹介します。
健康マージャン種目の始まり
かねてより日本健康麻将協会では、健康マージャンが認知症予防の効果があること、また脳にとってプラスであることの研究、あるいは地域行政との連携で健康マージャンの普及を行ってきました。
その上で議論を重ねた結果、健康マージャンの普及とイメージアップを図るには、
「ねんりんピックで健康マージャンが公認種目として開催されることは非常に意義のあることではないか」
という意見があり、発案者で協会副理事長(現:代表理事・会長)の齋藤正氏を中心に実現へ向けて動き出すことになりました。
しかし厚生省や県や市が主催する行事でこれほどの大掛かりな大会で、いきなり正式種目として認定されるほど甘くはありませんでした。
ましてや、当時はまだ「マージャン」=賭け事のイメージが根強い時代です。
第1回記念大会
数年後の正式種目実現へ向けて、まずはねんりんピック関係者への「健康マージャンの理解」と「協力者」を募るため、2004年10月9日に『ねんりんピックぐんま』の自主企画イベントとして【第1回いきいき健康マージャン交流大会】が開催されました。
この第1回の記念すべき大会は伊勢崎市ふくしプラザで開催され、選手60名が参加しました。
優勝者には群馬県知事賞と伊勢崎市長賞が送られ、また実行委員会より参加選手全員に記念のメダルも頂き、健康マージャンの理解と正式種目実現へ大きな弾みとなった大会でした。
正式種目への道のり
そして、さまざまな苦労を乗り越え、健康マージャンは2007年に開催された『ねんりんピック茨城』において正式種目に追加されました。
卓球やテニスなどのスポーツや、囲碁・将棋等の文化種目と同等に健康マージャンが正式種目として並んだのは当時の関係者の悲願でもあり、このことは麻雀業界にも大きな風穴を開けることになりました。
2010年からは日本健康麻将協会、全国麻雀段位審査会、日本麻雀連盟の3団体が運営団体となり、より強固な運営委員会が発足されます。
2011年の熊本大会では当日の運営のみならず、開催地の健康マージャンの土壌づくりや都道府県予選を実施するなど、大会の様々な過程をマニュアル化していきました。
また2012年の宮城県仙台大会においては、未曾有の被害をもたらした東日本大震災を乗り越え、正式種目として過去最高の参加人数を記録しました。
大会ゲストの故・小島武夫プロ(左)と土田浩翔プロ(右)
ねんりんピック初の全自動麻雀卓利用大会も
2018年に和歌山県御坊市で行われた「ねんりんピック紀の国わかやま」健康マージャン交流大会のリハーサル大会では、地元に会社を構える大洋技研株式会社がねんりんピックのためにコンセント不要の電動麻雀卓を開発し、リハーサル大会や本大会で実際に使用されました。
これまで手積みでしたが、この年初めてねんりんピックで自動卓が使われた大会になりました。
終わりに
以上がねんりんピックの解説でした。
毎年違った場所で開催されるため、毎年参加すると全国を巡ることができます。(当日はご当地ショップなども出店されます)
60歳以上という参加条件がありますが、シニアの方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
予選会一覧はこちら
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