【レポート】第12回東京都知事杯麻雀競技大会

2023年10月6日2024年5月25日

10月1日（日）に東京・両国の「第一ホテル両国 KFCホールANNEX」にて、『第12回東京都知事杯麻雀競技大会』が行われました。

この大会はコロナ禍の影響で2019年を最後に開催を見送っていましたが、今年4年ぶりに開催が決定され、東京都内を中心に80人以上が集まりました。

以下で大会の模様を紹介していきます。

都知事杯について

概要

「東京都知事杯麻雀競技大会」は東京都麻雀業協同組合が主催・東京都が後援となり、2009年から行われている伝統的な大会です。

2020年～2022年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が中止となっていましたが、2023年10月1日（日）に4年ぶりに開催されました。

都知事杯優勝者に渡されるトロフィー。
歴代優勝者の方の名前もペナントに書かれています。

世代間の交流広場として…

前回大会までは、麻雀店を会場に行われてきました。

しかし、今回の第12回大会は昨今のMリーグブームや麻雀のアプリゲームの普及に伴い、若い世代や未成年者にも純粋な頭脳スポーツとして麻雀が楽しまれている時代になりました。

このことから、今回の都知事杯は麻雀店に入れない18歳未満の人にも大会のサブタイトルでもある『世代間の交流広場』として大会に参加できるよう、ホールで開催されました。

未成年の方は今回2名参加し、大人や高齢者の方と同様に大会を楽しまれ、時には大人より早く点数申告される様子も見られました。

会場紹介

『第一ホテル両国　KFC Hall Annex』

KFC Hall & Roomsは大江戸線・両国駅直結の第一ホテル両国に併設された貸し会議室・ホールの施設。

大規模な会議や説明会から懇親会やパーティーまで、幅広い用途で使われるこちらの会場で、この度会場のご協力の下、第12回東京都知事杯を開催することとなりました。

ゲスト紹介

灘麻太郎プロ

1937年、北海道出身。
1979年に「粉雪の街」でCDデビュー、
1981年に小島武夫プロ等と共に日本プロ麻雀連盟を設立、2代目会長に就任、現名誉会長。
獲得タイトルは第1期名人位、第10期～13期王位4連覇など多数。

瀬川瑛子さん

1947年、東京都出身。
1967年に「涙の影法師／哀しき雨」でCDデビュー。

芸能界でも麻雀好きとして知られ、麻雀最強戦にも出演した経歴がある。

大会の模様

開会式

開会式は日本プロ麻雀連盟・飯盛裕美子プロの司会で開幕。

はじめに、主催の東京都麻雀業協同組合・髙橋常幸理事長の挨拶のあと、来賓の国会議員・都議会議員の方々より4年ぶりの都知事杯開催へのお祝いの言葉を頂き、さらに本日の大会ゲストである灘麻太郎プロ・瀬川瑛子さんの紹介と続いた。

次に、前回の第11回大会優勝者・紺野正人選手による優勝トロフィーの返還と選手宣誓、東京都麻雀段位審査会・森合一匡プロによるルール説明のあと、大会がスタートした。

ルールについて

大会ルールは一発・裏あり・赤ドラなし、順位点は12ポイントを浮きの人数により変化する加減法が適用されるルールで、55分打ち切りの4回戦で争われた。

また、この大会は「ねんりんピックはばたけ鳥取2024『健康マージャン交流大会』」の予選会を兼ねており、ねんりんピック参加資格を満たした上位4名が東京都代表出場権を得ることができる。

手積み卓で世代交流

今大会の特徴のひとつとして、手積み卓が使われた。

自動卓が使われることが多い昨今、手積みが不慣れ・未経験な方のために、参加者に配られるパンフレットには手積みのやり方が記載されたページが用意されていた。
また、冒頭の説明で「手積みが不慣れな方もいるので、経験豊富な方も焦らせないようにしてほしい」というアナウンスもあり、山を作る際に手積み初心者にコツを教える場面も見られた。

結果発表

4回戦の結果、成績は以下の通りとなった。（上位10名までを記載）

順位	氏名（敬称略）	ポイント
1位	齋藤正	90.1
2位	西島柊斗	80.2
3位	小俣昇	78.5
4位	猪俣裕之	76.5
5位	加藤春雄	69.3
6位	山田昭裕	61.0
7位	佐藤利久	60.3
8位	長井美駒	52.8
9位	杉本和重	47.1
10位	北岡㥲	44.9